本当なの?投資とローンの意外な関係性って…

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投資目的のためにローンを組んでいる人がいるって聞いたことがあります。そんなことってできるのでしょうか?

投資目的の出資をしてもらうことは、基本的には不可能です

投資目的のためのローンとして、主に不動産投資があげられます。この、不動産投資に対しては、銀行が出資をしてくれるといったことが出回っているようです。ですが、実際には銀行側は、「不動産投資」にお金を出しているわけではありません。

では、どうして銀行がお金を出すのか?それは、「不動産賃貸事業」に融資をしている、という視点で見ているからになります。つまり、投資としてではなく、事業のための融資ということになります。このことを勘違いして、「投資に銀行はお金を出す」と誤解をしている人が多いようです。

株式投資などに、銀行はお金を出すはずはありません。投資とローンの意外な関係性とは、そういうことです。つまり、事業を投資と言い換えたことからはじまった誤解であるといえます。バブルの時期は、投資に銀行が融資をしていた時期もあったそうですが、現在はそのようなことは一切ないようです。

もし不動産投資を考えていて、銀行からの借り入れを考えている場合は、その点をふまえた上で審査に臨むようにしましょう。銀行側は、その不動産が、賃貸収入をきちんと得ることができるかどうかなど、さまざまな条件(立地や、賃料設定、賃料回収の見込みなど)を照らし合わせた上で判断してきます。あなたの経営者としての能力の有無も、判断基準になるかもしれません。

そういった場合の他に、給料を株式投資などにあてている人もいるようです。給料は投資に、生活費が足りなくなった分は、キャッシングなどのフリーローンを利用するといったパターンです。しかしこれは非常にリスクが高く、投資に失敗してしまった場合、借金だけが残る可能性だってあります。こういったことを言い換えて、投資のためにローンを組んでいる、としている可能性もありますね。

投資とキャッシングの金利の意外な関係性とは

キャッシングの金利と投資との間には、関係が全くなさそうにも思えるのですが、意外な関係性はあります。なぜかというと、どちらも経済活動の一環だからです。経済と金融は切っても切ることのできないものだと言えるでしょう。意外な関係性を知るためには、まず金融政策について把握しておく必要があります。

金融政策とは、一国の政府や中央銀行が行う政策の一つで、金利の水準を変化させることを指します。例えば、現在は超低金利の時代だと言われるのですが、その理由は日本の中央銀行である日銀(日本銀行)が低金利に誘導しているからだと言えるでしょう。

なぜ低金利に誘導しているのかというと、日本経済を刺激するためです。金利が低いと、企業は資金調達が容易になります。安い利息で資金を調達できるようになりますから、企業は資金調達をしやすくなり、それによって経済が活性化するという傾向があるのです。これを狙って現在は日銀が低金利に誘導しているのです。

景気が回復してきて、そして物価が上昇を始めると国民生活は苦しくなりますから、これを抑えるために利上げが実行されます。過剰な企業の経済活動を抑制することによって物価の上昇を抑えようとするのです。そのための方法として利上げがあります。利上げをして、企業が資金調達をしにくくすることによって物価の上昇が抑えられると考えられています。

企業は金利が低いと設備投資を積極的に行います。それによって色々なものを購入することになりますし、人材も必要となります。これが景気回復の元となるのです。色々なものや人材の需要が高くなりますから、これによってインフレが起こると考えられます。

キャッシングの金利も市場の金利に連動していますから、投資が盛んになって経済が活性化し、それによって利上げが実行されるとキャッシングの金利も上がると考えられます。このようなところで、意外な関係性があるということを知っておくと、長期的な借り入れの計画も立てやすくなるでしょう。

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